コピーの重要性
では早速、私の考える練習方法についてお話いたします。
まず、何かを学習しよう!習得しよう!と考える時、すでにできあがっているものや自分の欲しい結果をすでに出している人をそのまま真似してみるというのが最も早いやり方だと考えています。
ここまで話せばおわかりだと思います。そうです、コピーです。
ではどんなものをコピーするのかというと、名盤として、年月をかけて世の中に検証されて残ってきたものをお勧めします。これから残っていくかどうかわからないものや新しすぎて検証までに時間のかかるものはなるべく初めのうちは避けた方が良いでしょう。名盤として残ってきたメロディーやフレーズを自分の音楽に取り入れることは良い音楽を聴き分ける感性を育てるのに最も役に立つ方法だと思います。
コピーのメリットは、はかり知れません。アレンジの仕方やギター以外の楽器の動き、タイムやメロディの歌い方などなど・・・・そして、たとえ意味がわかっていなくても、そのまま弾けてしまえばすでに良い音楽をしていると言う事実だけはそこに存在します。これはとても強みになると思います。(だって頭でっかちに理論的になって何も弾けなければカッコ悪いでしょ?)
よく理論を知らなければジャズは出来ないのか?とかスケールは何を使っているのか?とか質問されます。 こういう質問をする人の多くは理論やスケールを知っていれば良い音楽が出来ると勘違いしています。 要するに今すぐ、手っ取り早く自分の音楽を発信する手段として理論を使おうとするわけです。もちろん理論やスケールは自分の音楽発信を豊かにしてくれるものだし、欠かせないものだと思いますが、まずは良い音楽を理解するために活用していくものだと考えるのが良いでしょう。
初めのうちはコピーしたり研究したりする為に理論やスケールやアルペジオなどを使って分析していきます。そういったことを繰り返していくと、いろいろな場面での対処の仕方がわかってきます。ある程度のインプット量を超えると自分の中から湧き出てくるアイデアで自然とこなせるようになっていくのです。コピーをするとオリジナリティーがなくなるという人がいます。それは全く逆です。ギターを始めたばかりの個性と呼ぶにはあまりにも未熟で不確かなアイデアより、名人達の良いアイデア、テクニックを沢山もらいながらスタイルを築いていくので、むしろ確実な個性を築くことができます。どういう音楽を吸収するかは自由なわけですから・・・
ps…思い立ったようにこの動画を撮りましたので寝間着のままです。普段はもっとちゃんとした格好をしています。本当です!ほんとうなんです〜・・・・