はじめに言いたいこと言っちゃうと
理屈で納得しないと音楽が始まらないと思っている人たちは、本質を理解する事ができないと言いたい!
実は動画では、内容がぼやけてしまうので、かなり言いたいこと省いてます。
そして私の独断と偏見のみによる、解説なので不快な気分になるようでしたら、読まないでくださいw
では早速、私が考えているシックスコードについて、こちらのブログで補足させていただきます。
まず、よく言われている2つの事柄について私が疑問に思うことを書いてみようと思います。
1つ目は、終止感の問題です。メジャーセブンスの音とルートが半音でぶつかるので、トニック音で終わる時は6thで表記するというものです。
しかし、ギターだと半音でぶつかるとかなり美しく響くので何ら問題はなく、むしろサウンドは良いです。
それと同じかそれ以上不安定なサウンドのブルースで使われる、7thを考えてみてください。
ブルースは7thコードで始まって7thコードで終わるじゃないですか!
私は、どのコードも良い終止感はあると思います。(6th 7th M7)
基本的にオーケストレーションだと半音でぶつかるのはタブーのようで、メジャーセブンをシックスで表記するそうです。
でもギターでしっかりサウンドするものをオーケストレーションだと6thと表記しなければいけないとすると、本来便利になるはずの理論が、ややこくしてわかりにくいし、実際の良いサウンドの音楽すら否定してしまいそうだから、理論って大してあてにならないなぁと思っちゃいます。(理論なんて人それぞれで、自分が信じた音楽を演奏するのが1番だと思ってます)
2つ目は、シックスコードが使える場所はダイアトニックコードのメジャーの場所である!みたいな説。
これもよく言われてますよね。
6thコードがダイアトニックコードの1度と4度のメジャーセブンスのところで使えるというやつです。
ブルースなど、ドミナントセブンスコードがトニックになる時点で、なぜダイアトニックコードでシックスコードを理解しようとするのか?もう意味わかりません。
私が思うに、メジャーセブンスやドミナントセブンスコードは6thコードに比べて、かなり個性の強いサウンドに聴こえます。
6thコードはメジャーセブンスとドミナントセブンスに比べて、3和音のメジャーコードに最も近いナチュラルなサウンドに聞こえます。
6thの音はドミナントセブンスとメジャーセブンスの、どちらにも13thとして入れる事ができますよね?(それともう一つ9thも両者のテンションになります)
だからメジャーセブンスコードとドミナントセブンスコード、それぞれ6thコードと繋がりはあるんです。
なので、メジャーセブンスで始まるスタンダード曲やドミナントセブンスで始まるブルースの曲中で6thコードを使っても何も問題ない事が多いです。
個性の強いコードから、個性の弱いコードへの代理はやりやすいのかと思います。
そして6thコードのテンションを考えてみると、とても面白いことがわかります。
6thコードのテンションは9thです。
69thと言うコードなのですが、別名6th add9thと言います。
これは6thコードに9thの音だけを足せ、と言う意味です。
この事から6thコードって、メジャーセブンスやドミナントセブンスと関係ないコードである事がわかります。
あえて関係性を探るなら、私は以下の2つを予測しました。
①ドミナントセブンスやメジャーセブンスを入れるな
②どちらか選べる
作曲者が1度に当たるコードに、メジャーセブンスやドミナントセブンスを入れてほしくない時に、6thコードで表記する事は考えられます。
メジャーセブンスは半音でぶつかるサウンドであり、それを許容するという考えを持っていて、ドミナントセブンスも終止感があるという考えを持っている時に、単純に6thのサウンドが良いので6thと表記する。
これは①的な考え。
②はどちらか選べるわけですが、これが動画の内容になります。
わかりやすく、6th 7th M7のコード上で、実際の演奏ではどのような音の動きが多いのかということを解説していますが、詳しくは割愛しますので動画を見てください。
フレージングからではなくコードから見たとしても6thコードをメジャーセブンスにしたりドミナントセブンスにしたり出来きると思いますが、あくまでもソロギターの時が良さそうです。
他のコード楽器プレイヤーがいるとぶつかりまくりそうですから、あくまでもソロギターで。
実は6thコードにメジャーセブンスやドミナントセブンスを加えながらサウンドの変化を聴き分けていく動画の内容も入れたのですが、非常にわかりにくい!!w
なので省きました。
今回は微妙な問題を取り上げてしまいましたので、正直うまく伝わっているかわかりません。
6thコードの上で#9thと6thと7thとM7が入ったとても良いフレーズがあります。
なぜ心地よく響くのか、理論でどう説明していいかわかりません。
ひとこと言うなら、教則本なんか見てないで、コピーすれば?
以上
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