コードトーンを覚えたら次にすること


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コードトーンを覚えたら次にすること

やっとコードトーンを覚えて、スケールもある程度弾けるようになったのに、アドリブがうまくいかない!
確かにコードトーンだけを弾いているときは、外れたりはしないんだけどなぁ…。
──そんなふうに感じたこと、ありませんか?

これが世の中を賑わす、いわゆる「コードトーンを覚えたら、その次に何をしたらいいのか問題」です。(※これは私だけがそう呼んでいます)

そこで今回は、一歩先に進むためのヒントやアイデアを紹介したいと思います。


こちらはドリアンのスケールを弾いております。

そしてGのミクソリデアンでも同じことが言えます。

表拍にコードトーンを持ってきて、裏拍にノンコードトーンを持ってくると、とてもインサイドなフレーズを作り出すことができます。

人間の体でイメージするならば、コードトーンが骨組み。
そのほかのスケールの音は、肉付け的な感じにとらえます。

裏拍はコードトーンでもオッケーってルールを加えてもいいと思います。

ここで1つ、有名なフレーズを紹介します。

このフレーズは、たくさんのジャズマンのレコードで実際に演奏されているものです。

ここでぜひ、覚えておくと良いと思います。

ちなみにフレーズは、どんなフレーズも必ずこのような法則でできているわけではないです。

そして、この理屈が必ず良いフレーズを生むとも限らないのです。

でも、この理屈を知っていれば、「とてもかっこいい」と感じたフレーズの表拍や裏拍のどこにコードトーンが来ているのかな、と意識するようになります。

そうすると、気に入ったフレーズなどが定着しやすくなると思います。

練習のポイントは、オルタネート・ピッキングを常にすることです。

ピッキングがダウンのときにだけコードトーンを通るようにフレーズを作って、自分なりに練習してみます。

それと、ルートとセブンスのあいだは音がないので、半音(maj7)で埋めます。そうすれば、オルタネートでハマります。

前にも「練習方法や自分なりのカリキュラムを作るのが上手い人が上達する」という話をしたと思います。

今回の動画も、独自の練習方法を作ったり、コピーしたりするのに参考になれば幸いです。