私の生徒さんのほとんどの人、そしてジャズギターを弾いてみたいと思うほとんどの人が陥りがちな罠があります。
そんなことをテーマに、お話ししていこうと思います。
さて、多くの人はロックやクラシックやフォーク、アコギ、弾き語りなどの経験者がほとんどだと思います。
そしてジャズギターの存在を知ります。
難しそうだけどオシャレだし、弾いてみたいなーと思って興味をもちます。
とりあえずジャズギターの音源を色々と聴いてみるんだけど、難しすぎてコピーができないので教則本を買う所から始まります。
最近の方は、YouTubeを見ますが、情報過多になっており、何を信用していいか分からなくなって結局は教則本を買うことになります。
教則本に書かれている内容は、スケールの事だったり理論の事だったりアルペジオの事だったり、そんなものが書いてあり、どうやらツーファイブというのが重要だと言うことが書かれてあります。
そして『ザ・ツーファイブ・フレーズ?』(笑)
というのが出てきて、それが10個なり20個なり書かれてあります。
もちろん全部覚えることなどありません。
しかしトライして、上から3つ目くらいを弾いてみます。
すると、ちょっとかっこいいものがあるので、その中のひとつ覚えます。
一生懸命練習して覚えます。
これだけ弾いていても意味がないと気付きます。
そうだ!実際の曲の中で弾いてみよう!と思います。
枯葉などの誰もが演奏するスタンダードや、ジャズブルースなどを、iReal Proなどのカラオケを使って練習します。
曲を再生して、ツーファイブフレーズが弾けるコードのところにきます。
はい!弾けません♪
そしてさらに練習を積み、そのフレーズだけは弾けるようになります!
今度は、セッションに行ってみようと思います。
家でたくさん練習したし、きっと弾けるはずだ!と思い。。
散々練習したて臨んだセッション
そのツーファイブフレーズは出てきません。
もうワンコーラス待ちます。
結局弾けないまま敗退。。。
そしてやっと弾けるようになった時、気づきます。
このツーファイブ・フレーズって、取ってつけたようになってない?
こんな方多いのではないでしょうか?
私自身、そうでした。
個人的にこういった情熱は大好きなのですが、もう少し近道を通ってもいいんじゃないかなと思いましたので、動画を作成いたしました。
そもそもビバップ以前のスイング時代の偉人たちはツーファイブの概念がなくても素晴らしい演奏をたくさん残しています。
サックス奏者のレスター・ヤングやギタリストのチャーリークリスチャンなどは、ツーファイブフレーズなど無くても見事に弾きこなします。
結論を言いますと、短くて簡単で、汎用性の高いフレーズをたくさん覚えることです。
そうするとゆとりが出きるので、覚えたカッコいいツーファイブ・フレーズがここぞとばかり、良いタイミングで出てきやすくなります。
短くて簡単で汎用性の高いフレーズとは言うものの、使い所が大切なので動画を見てじっくり研究してください。
ちなみにこればかりやっていれば良いと言うわけではありません。
もっと細かく分けていろんなタイプの小さなフレーズを覚えて、その使い所や特徴などを理解していくと、さらに発展したソロをとれるようになります。
もっと深く学びたいと言う方は、是非私の教室に習いに来てくださいね!
PDF 短いメジャーフレーズ – フルスコア