生徒さんとのやり取りで、こんな事がありました。
小暮「今日は何か知りたいこととか、やりたいこととかありますか?」
生徒さん「マイナーペンタとメジャーペンタの使い分け方を知りたいです」
私はペンタトニックを使い分けて弾くと言う概念がほとんどなく、話を聞いてみるとどうやら、ジャズブルースを弾くうえで、マイナーとメジャーペンタトニック弾き分けないといけないと思っている様子でした。
1度の所でメジャーペンタ、4度の所でマイナーペンタ、12小節のうち最後の4小節がマイナーペンタという感じです。
小暮「ジャズブルースは簡単なフレーズを知っているだけで弾くことができるんですよ!」
生徒さん「そうなんですか?」
そんな感じのレッスンをして、とても効果がありましたので、紹介してみたいと思います。
そもそもスケールを弾き分けると言う事は、“正しいこと“をやるかやらないかと言うだけの話で、合っているか合っていないかと言うだけの話になってしまいます。
それに、瞬時にスケールを弾き分けるのは、とても難しいと思います。
結果的に弾き分けている感じになる事があると言うだけで、そもそもスケールは音楽を理解するために使うものだと思っています。
世の中の音楽の学習の流れとして、以下のものが基本になっているように感じます。
①ペンタトニックスケールを覚える→フレーズを弾く
これは教わっている時は良いのですが、自分1人で考えることを停止している状態で、全然クリエイティブではないとも言えます。
本来は、以下の学習の流れが良いのではないかと思っています。
②ブルースを聴いて簡単なフレーズを弾いてみる→どうやらペンタでできているみたい
こうして学んだものは、ポジションや弾き方などが間違っているかもしれませんが、むしろ個性になる可能性が高く、質の良い音楽につながりやすいと思います。
この動画では、私がコピーしてきた“誰もが弾くような簡単なブルースフレーズ“を紹介しています。
トライしてみて下さい。
スイング時代の曲などを聞いていると、本当にたくさんの粋で小さなリフがあります。
いろいろ聴いてみてください。
もっと深く学びたいと言う方は、直接習いに来てくださいね!
B♭ブルースコードチェンジPDF
フレーズPDF