【ギターで学ぶ超やさしい音楽理論】
ドレミファソラシドの仕組みがわかると、世界が広がる!
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ギターを使って「音楽理論のはじめの一歩」を、やさしく解説しています。
特に「ドレミファソラシドって何?」「数字をふるってどういうこと?」といった、よくある疑問を取り上げています。
1. アルファベットと音の名前
まず、「ドレミファソラシド」に、アルファベットがくっついているのを見たことありませんか?
日本語 | 英語(音名) |
---|---|
ド | C |
レ | D |
ミ | E |
ファ | F |
ソ | G |
ラ | A |
シ | B |
「Cってコードじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
たしかにコードにも同じアルファベットが使われますが、ここでは“音そのものの名前”だと思ってくださいね。
2. 音楽理論って、なに?
音楽理論とは、かんたんに言うと「音のしくみ」を数字やルールで説明するものです。
イメージとしては、“音の算数”みたいなもの。
ピアノで言うと、黒鍵と白鍵を合わせて「ドからド」までの間に 全部で12個の音 があります。
ギターも同じです。この12個の音の並びをもとに、いろんな曲やコードができています。
3. 半音と全音のちがい
よく出てくる言葉に「半音」「全音」があります。
- 半音 … となりの音まで1つ分(ギターだと1フレット分)
- 全音 … 半音×2(ギターで2フレット分)
たとえば「ミの音」に半音上を足すと「ファ」、全音上は「ファ#」になります。
この感覚は、ギターで弾くとすごくわかりやすいです。
4. ドレミファソラシドの“並び”を覚えよう
この順番には、実は決まったルールがあります。
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」
つまりこうです:
音の間 | 間隔 |
---|---|
ド → レ | 全音 |
レ → ミ | 全音 |
ミ → ファ | 半音 |
ファ → ソ | 全音 |
ソ → ラ | 全音 |
ラ → シ | 全音 |
シ → ド | 半音 |
この並びが「メジャースケール」の基本になります!
5. 音に番号をふってみよう(度数)
ドレミファソラシドには「1〜8」の番号(=度数)をふることができます。
音 | 度数 |
---|---|
ド(C) | 1 |
レ(D) | 2 |
ミ(E) | 3 |
ファ(F) | 4 |
ソ(G) | 5 |
ラ(A) | 6 |
シ(B) | 7 |
ド(C) | 8 |
この「番号で音をとらえる」という考え方が、コードやスケールを理解するときにとても役に立ちます。
6. 移動ドってなに?
この動画では、「移動ド」という考え方も紹介しています。
- 移動ド … 曲のキーに合わせて、「そのキーの1番目の音」が「ド」になる考え方
たとえば「キーC」なら「C」がド(1)ですが、「キーG」なら「G」がド(1)になります。
この考え方を使うと、どのキーでも同じ“形”で理解できるようになります。
7. 実は“ラ”が主役だった!?
なぜ「ド」がCなの? なぜCから始まるの? という疑問もありますが、
実は昔の音楽は“ラ”(Aの音)から始まる「マイナー」な響きが主流だったと言われています。
C(ド)から始めると明るく聞こえるけど、A(ラ)から始めると…
🎶 A → B → C → D → E → F → G → A
ちょっと「さびしい」「もの悲しい」感じがしますよね?
これを「マイナースケール」と呼び、CメジャーとAマイナーの関係を「平行調」といいます。
同じ音を使っていても、始める場所が違うだけで、全然ちがった雰囲気になるんです。
🎸 おわりに
理論を知ったからといって、必ず感動する音楽が作れるとは限りません。
でも、知っていることで「なるほど、こうなってたんだ!」と気づけることがたくさんあります。
ギターを通じて、音楽のしくみをやさしく理解していけたら──
そんな思いで、これからも少しずつ動画や記事でお伝えしていきます。
🎥 この動画は、まだ「PDF付きレッスン」などが一般的ではなかった頃に作られた、いわば「最初期のレッスン動画」です。
その分、すべての内容が口頭で説明されているシンプルな構成になっています。
必要であれば、このフォーマットでSWELLブロックに合わせた装飾案もご提案します。ご希望があればお知らせください。