メジャー・スケールの 7 ポジションと 5 ポジションをまとめて紹介します
今回はメジャー・スケールについて、一般的に知られている 7 つのポジションと、私が実戦で最も頼りにしている 5 つのポジション、さらにそれらを自由に行き来する練習方法 をお話しします
1.7 ポジション ― さっそく弾いてみましょう
<1,まず覚えるべき一般的な7ポジション>
◎すべてオルタネイトピッキングでやること。そうすると頭に戻った時にダウンピッキングになるので何度もループして(繰り返して)弾くことができます。(オルタネイトピッキング・・・ダウンピッキングとアップピッキングを交互に行うピッキング)
◎赤の四角で囲ってある部分はルート音です。
◎慣れてきたらテンポをはやくしたり、キーを変えてみたりしましょう。
1−第1ポジション

1−第2ポジション 1−第3ポジション
1−第4ポジション
1−第5ポジション
1−第6ポジション
1−第7ポジション
2.5 ポジション ― 私がよく使うポジション
<2,ジャズのフレーズが弾きやすい5ポジション>
次は 5 ポジションです。これは私が実戦でよく使います。フレーズを組み立てやすいのでとても 便利。
◎こちらもすべてオルタネイトピッキングでやると繰り返し練習ができます。
2−第1ポジション 2−第2ポジション
2−第3ポジション
2−第4ポジション
2−第5ポジション
3.指板を自由に移動する練習
- 「自由に移動するような練習をやります。」
- 「どの弦からでも移動できるようになると、指板がよく見えてきます。」
- 「ポジションのつなぎ目を弾き続ける感じで練習すると、指板全体が見えてきます。」
- ポジションを“パズルのピース”のように接続
- まず自分が最も弾きやすいポジションを決める。
- そのポジションと隣り合うポジションが共有する音や弦を観察し、どの弦からでも行き来できるようにする。
- 慣れてきたらさらに隣へ――ピースを少しずつ繋げるイメージで移動範囲を拡大する。
- 練習のコツ
- ポジションの“つなぎ目”を集中的に弾き込み、スケールから外れず メロディーを継続させる。
- 12 キーすべてで同じ手順を試すと、指板全体が一枚の地図のように見えてきます。
- ポジションを“パズルのピース”のように接続
4.毎日の取り組みと効果
- 「毎日練習していると、2 週間もすると指が覚えてきます。」
- 「すべてのキーで弾けるようになれば、指板の理解が深まります。」
- 「とても良い練習になると思います。」
まとめ
1.まず覚えるべき 7 ポジション と 2.ジャズ・フレーズに使いやすい 5 ポジション
メジャー・スケールの形づくりは、言わば“指の筋トレ”です。毎日数分ずつでも続ければ、想像しているより早く手がパターンを覚えてくれます。
- 必ずオルタネイト・ピッキングで弾く
- 慣れてきたら テンポやキーを少しずつ変える
3.指板をスケールから外れずに自由に動く
ここからは想像力の出番です。ポジションはジグソーパズルのピース。隣り合うピースを一枚ずつはめ込むように、共通音や導音を手がかりに行き来します。
複数のキーで試しているうちに、指板全体が回転しながら押し出されるような感覚が得られたら成功のサイン。練習そのものがゲーム感覚で楽しくなってきます。