Fのブルース バッキング編
いよいよ曲を演奏します。
私は、ジャズは以下の4つの大きな柱からなっていると考えています。
①ブルース・・・ジャズブルース
②リズムチェンジ・・・”I Got Rhythm”のコードチェンジをもとに作られた曲。B♭が多い。
③うたもの・・・いわゆるスタンダード・ナンバー
④スロー・・・スローのスタンダード・ナンバー
この4つの柱をこなせるようになってジャズは上達していきます。
ブルースとリズムチェンジはジャズを目指すなら避けて通れません。
ジャズミュージシャンの頭の中は、気が付けばブルースやリズムチェンジのコード進行が鳴っていることが多いです。(笑)
それくらい重要なものなので、まずはじめにブルースを一緒に学んで行きましょう!
<動画に出てくるコード>
こちらはFのブルース基本コードチェンジになります。スリーコードのチェンジとは違い、少し複雑ですね。
こちらは応用編です。半音上のセブンスを組み込んで、動きをつけることができます。赤で記載されているのが半音上のセブンスです。
<その他のアドバイス>
6弦4弦3弦を使ってビッグバンドなどで使用されるスタイルでも演奏可能です。
すでに感の良い方なら、お気づきかもしれませんがコードの転回形を応用することもできます。
基本的にこのような”きざみ”のバッキングは3つ和音が一つのかたまりのように聞こえるのがベストです。
ピックの角度が弦と並行になってしまうと音が汚くなってしまうので注意!
半音上や半音下のセブンスや半音下のディミニッシュなどを効果的につかいましょう。
そして何より言いたいことは、複雑で難しいことが良いことではありません。時にはシンプルなものが一番よかったりします。
きざみのバッキングひとつでも、かなり奥が深いと思いませんか?これを専門でやっている人もいるくらいですから。
次回はジャズブルースのテーマとなるメロディーをいくつか紹介したいと思います。