忙しい人にこそおすすめしたい3つの方法
はじめに:サラリーマンからプロギタリストになった私だから伝えたいこと
こんにちは。ジャズギタリストの小暮です。
今回はちょっと変わったテーマでお話しします。
それは――**「ギターを弾かなくても上手くなる方法」**です。
えっ?そんなのウソでしょ?と思われるかもしれませんね。
でも私は、サラリーマンをやりながらギタリストを目指していた時期に、本当にギターを弾けない日々を経験しました。
そんな中でも、なんとか少しずつ上達したくて、いろいろ試してきました。
今回はその中でも「これは効果があったな!」と思える3つの方法を紹介します。
方法①:指板の音を頭の中で思い浮かべる
ギターを弾かずにできることの一つに、「指板の音をイメージする」練習があります。
たとえば、
- 3弦8フレット → 何の音?
- 2弦1フレット → 何の音?
- 5弦3フレット → これは?
こういうクイズをギターを持たずに答えられるかどうかがポイントです。
やり方
- 「ギター指板図」で画像を検索
- 自分でプリントアウトして、持ち歩く
- 通勤中などに、その図を見ながら考える
たとえば、私がやっていた覚え方がこちら:
「家でジョージ・ベンソン」
(6弦=E、5弦=A、4弦=D、3弦=G、2弦=B、1弦=E)
⇒ この頭文字で覚えます。
他にも、Cの音を各弦で探す→次はFの音→次はB♭の音…
というように、ドミナントモーション(4度進行)で覚えていくと、ジャズ的な理解も深まります。
なぜ効果があるの?
- 自分の中にギターの「地図」ができる
- 音を探すスピードが速くなる
- ギターを構えた時に、すぐに音が浮かぶ
これを日々少しずつ繰り返すことで、自然とフレットの位置感覚が身についていきます。
方法②:音楽を頭の中でループさせる
会社員時代、私は朝4時に起きて、ジャズのコピーをひとつだけやってから出勤していました。
たった1フレーズでいいんです。
すると、そのメロディーが頭の中でずっとリピートされて、午後まで残っていたりします。
これって、すごく大事なことなんです。
やり方
- 前日の夜は早めに寝る(←ここが一番むずかしい)
- 朝早く起きて、コピー音源を聴く(弾かなくてOK)
- できれば1フレーズだけでも覚えて出勤
通勤電車の中や、昼休みにもそのメロディーが頭の中で流れ続けます。
なぜ効果があるの?
- 自然とジャズのフレーズが染み込む
- ギターを持ってない時間も「練習時間」に変わる
- 他の楽器のリズム感・スイング感も体に入ってくる
ギターを持っていなくても、音楽の感覚は磨くことができます。
ジャズを「浴びる」時間を意識的に作ってみてください。
方法③:コード進行を「数字」で覚える
これは、私がよくやっていた方法です。
コード進行を「数字」に置き換えて、メモ帳やスマホに書いて持ち歩いていました。
たとえば:
| 1 | 2m | 5 | 1 |
| 6m | 2m | 5 | 1 |
これ、Cメジャーキーなら…
| C | Dm | G | C |
| Am | Dm | G | C |
みたいな感じですね。
ポイント
- iReal Proなどのアプリでコードを確認してもOK
- 自分のわかる形で、ざっくり書くのがコツ
- 他人に見せる必要はないので、自分が読めればOK
なぜ効果があるの?
- 数字にするとキーが変わっても理解できる
- 「ジャズっぽい進行」のパターンが見えてくる
- 聴いているだけで、「これは2-5-1だな」とわかるようになる
頭の中で曲の構造が浮かぶようになると、演奏やアドリブの組み立てがとても楽になります。
おわりに:弾かなくても、近づくことはできる!
今回は、
- 指板をイメージする
- 音楽を頭に染み込ませる
- コード進行を数字で覚える
というギターを持たない時間を活かす練習法をご紹介しました。
これらはすべて、忙しい日常の中でも取り入れやすい方法です。
「なかなかギターを触れない…」という方でも、音楽に近づくことはできます。
ぜひ、あなたの工夫も教えてください!
もしあなたにも「私はこんな工夫をしていますよ!」という方法があれば、ぜひコメント欄などで教えてください。
このブログを読んでくださっている仲間たちと、一緒に工夫をシェアできたらうれしいです!