🎸 いいことだらけの刻み(ギザミ)練習法
こんにちは、ジャズギタリストの小暮哲也です。
今回は「いいことだらけの刻み(ギザミ)練習法」について、じっくりご紹介します。動画の続編として、ギターの強みである“伴奏力”を高めるメソッドを解説します。
1️⃣ ジャズギターは覚えることが多すぎる?
ジャズギターを始めると…
- スケールは7種類も覚えないといけない?
- オルタードやホールトーンが難しそう
- ダイアトニック・コードやテンションも必要?
…と情報過多で迷ってしまうことも。私も同じ経験があります。でも、ギターはもともと伴奏楽器。C/Am/G/F のコードフォームを覚えるだけで、すぐに音楽を奏でられる手軽さが大きな魅力です。
2️⃣ なぜ「刻み」に特化するのか?
理論を詰め込む前に、「覚える1:弾く9」の割合で刻みを中心に練習しましょう。
刻み(リズムを支える)ことで、
- コード進行が身体に染みつく
- 演奏中に迷子にならない
- 他楽器の動きをハッキリ聴き分けられる
…という効果を実感できます。
3️⃣ 刻み練習で得られる3大メリット
- 迷子防止
身体でリズムを覚え、「今どこを弾いているか」がクリアに。 - 耳の成長
ピアノやベース、ドラムの動きを自分の中で再生できるように。 - バンド力強化
心地よい刻みで、セッションの一体感を演出。
4️⃣ 具体的ステップ&例
- 基本フォーム確認
メトロノームに合わせて C → Am → Dm → G7 をゆっくり刻む。 - 録音して客観チェック
スマホ録音やMTRで自分の刻みを聴き返し、クセを修正。 - メロディ重ね練習
刻みをバックに、好きなテーマやアドリブを重ねる。 - 応用パターン
- 隣接ポジション(1⇄2⇄3⇄4)を行き来
- C⇄F⇄G などでコード移動しながら刻む
- 本番対応
- ピアニスト有り:控えめに刻む
- ノーピアノ:ルート+ミュートでタイトに
- テンション/オルタード:さりげなく乗せてモダンに
5️⃣ “メトロノーム刻み”エクササイズ
- テンポ60で “1&2&3&4&” を感じながら刻む
- 慣れたら80→100へテンポアップ
- 安定したら、そのまま好きな曲に合わせてみる
毎日10分、続けるだけで3週間後に大きな違いを感じられます!
6️⃣ まとめ & 次のステップ
- 刻みはジャズギターの基礎体力
- 録音でクセを直し、身体に染み込ませる
- メロディ重ねで表現力アップ
- 4つの応用パターンを日課に
刻みを極めると、演奏がもっと自由になり、セッションやライブが一段と楽しくなります。まずは刻んでみてください!