覚えるべき5つのコード【4つキザミ編】


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🎸 いいことだらけの刻み(ギザミ)練習法

こんにちは、ジャズギタリストの小暮哲也です。
今回は「いいことだらけの刻み(ギザミ)練習法」について、じっくりご紹介します。動画の続編として、ギターの強みである“伴奏力”を高めるメソッドを解説します。


1️⃣ ジャズギターは覚えることが多すぎる?

ジャズギターを始めると…

  • スケールは7種類も覚えないといけない?
  • オルタードやホールトーンが難しそう
  • ダイアトニック・コードやテンションも必要?

…と情報過多で迷ってしまうことも。私も同じ経験があります。でも、ギターはもともと伴奏楽器。C/Am/G/F のコードフォームを覚えるだけで、すぐに音楽を奏でられる手軽さが大きな魅力です。


2️⃣ なぜ「刻み」に特化するのか?

理論を詰め込む前に、「覚える1:弾く9」の割合で刻みを中心に練習しましょう。
刻み(リズムを支える)ことで、

  • コード進行が身体に染みつく
  • 演奏中に迷子にならない
  • 他楽器の動きをハッキリ聴き分けられる

…という効果を実感できます。


3️⃣ 刻み練習で得られる3大メリット

  1. 迷子防止
    身体でリズムを覚え、「今どこを弾いているか」がクリアに。
  2. 耳の成長
    ピアノやベース、ドラムの動きを自分の中で再生できるように。
  3. バンド力強化
    心地よい刻みで、セッションの一体感を演出。

4️⃣ 具体的ステップ&例

  1. 基本フォーム確認
    メトロノームに合わせて C → Am → Dm → G7 をゆっくり刻む。
  2. 録音して客観チェック
    スマホ録音やMTRで自分の刻みを聴き返し、クセを修正。
  3. メロディ重ね練習
    刻みをバックに、好きなテーマやアドリブを重ねる。
  4. 応用パターン
    • 隣接ポジション(1⇄2⇄3⇄4)を行き来
    • C⇄F⇄G などでコード移動しながら刻む
  5. 本番対応
    • ピアニスト有り:控えめに刻む
    • ノーピアノ:ルート+ミュートでタイトに
    • テンション/オルタード:さりげなく乗せてモダンに

5️⃣ “メトロノーム刻み”エクササイズ

  • テンポ60で “1&2&3&4&” を感じながら刻む
  • 慣れたら80→100へテンポアップ
  • 安定したら、そのまま好きな曲に合わせてみる

毎日10分、続けるだけで3週間後に大きな違いを感じられます!


6️⃣ まとめ & 次のステップ

  1. 刻みはジャズギターの基礎体力
  2. 録音でクセを直し、身体に染み込ませる
  3. メロディ重ねで表現力アップ
  4. 4つの応用パターンを日課に

刻みを極めると、演奏がもっと自由になり、セッションやライブが一段と楽しくなります。まずは刻んでみてください!