▶︎ Someday My Prince Will Come コード&譜例PDF
Someday My Prince Will Come(いつか王子さまが)
「王子さまを待つ」のは誰だ?
こんにちは、ジャズギタリストの小暮です。
今回は多くの方からリクエストをいただいていた《Someday My Prince Will Come(いつか王子さまが)》を取り上げてみました。
Googleアナリティクスというツールで分析してみると、私のチャンネルの視聴者のほとんどが40〜60代の男性。
つまり、99%の“王子様側”の皆さんと一緒に、このロマンチックな名曲を学んでいきましょう!
歌の由来とマイルスの逸話
この曲はもともとディズニー映画『白雪姫』の挿入歌ですが、1957年にピアニストのデイヴ・ブルーベックが取り上げてから、ジャズの世界でも広く演奏されるようになりました。
特に有名なのは、マイルス・デイヴィスが1961年に発表したアルバム『Someday My Prince Will Come』。
ジャケットには、マイルスの奥さんだったフランシス・テイラーが大きく写っています。
マイルスの自伝には「王子様ってのは、俺のことだろ?」なんていう、いかにも彼らしいカッコいいセリフも。
こういう発言が似合うのも、スターの証かもしれませんね。
ギターで弾くならKeyを変えてもOK!
原曲のキーはB♭ですが、ギターだと少し弾きにくいポジションが出てきます。
そこで、私はギター用にKey「E」に移調したバージョンも用意しました。
前半は原曲キーのまま解説し、後半ではKey「E」で演奏しているので、自分に合った方でチャレンジしてみてください。
コードフォームの説明は図解つき!
それぞれのコードは、フォーム図を交えてやさしく解説しています。
「このコード、どの指で押さえたらいいの?」
「指が届かないときはどうしたらいいの?」
そんな疑問も、一つひとつゆっくり説明しているので、ぜひ手元のギターで試してみてください。
メロディとコードのバランス
この曲の魅力は、なんといっても“メロディ”。
ギターで再現するには、コードの響きを大切にしながら、なるべく原曲の雰囲気を壊さないようにアレンジすることがポイントです。
また、メロディが一番盛り上がる部分でコードフォームが弾きにくい場合は、キーを変えることで驚くほど弾きやすくなることもあります。
動画内でも、そのあたりの工夫を実演していますので、そちらも参考にしてみてください。
小暮流アドバイス
- コードは「見た目」ではなく「音」で判断しましょう
- 自分の手のサイズに合ったポジションを見つけるのが上達のコツ
- できるだけ「きれいな音」で鳴らすように意識しましょう
まとめ
《Someday My Prince Will Come》は、とても美しいメロディを持った曲です。
少し難しいコードも出てきますが、ひとつずつ丁寧に取り組めば、きっと弾けるようになります。
PDFも活用しながら、ぜひ“自分だけの王子さまの物語”をギターで奏でてみてください。