ハーモニーの作り方まとめ ④オルタードとまとめ実践編
今回は、ハーモニーの作り方シリーズの最終回です。
ここまで「メジャーコード編」「マイナーセブンス編」「セブンス編」と進んできましたが、今回は「オルタードテンション」とその応用、そして実際の演奏でどのように活かすかをまとめてお伝えします。
オルタードテンションの基本
まずは「オルタードテンション」について簡単に説明します。
□ どんなときに使うの?
オルタードテンションは、主にドミナントセブンスコード(7th)に対して使います。
たとえば、G7 のようなコードに「♭9」や「#9」「♭13」などのテンションを加えて、よりジャズらしいサウンドに仕上げます。
□ どこに追加する?
6級ルートや5級ルートのセブンスコードの形を基本に、
1弦や2弦にてテンションを追加していくようなアイデアです。
よく使われるのは、
- ♭9
- #9
- ♭13
- #11
などの音です。
これらの音を簡単な方式で実際にコードに加えるように練習していきましょう。
これまでの復習と実践
この回は、オルタードテンションの基本に加えて、これまでの練習を繰り返します。
- メジャーコードのハーモニー
- マイナーセブンスのハーモニー
- セブンスコードのハーモニー
これらを一つのフレーズの中に組み合わせると、ぐっと音楽的なイントロやソロが張りのあるものになります。
ゆっくりでかまいませんので、YouTubeの再生速度を落としながら、止め止めよく聴いてみてくださいね。
実際の歌に付ける
ここまでで、さまざまなハーモニーを学んできました。
これらを第一段のメロディーにつけてみる練習もオススメです。
たとえば、よく聴く歌のメロディーを一弦ずつ応用して、各ノートに学んだハーモニーをあてはめてみましょう。
その練習をするだけで、次第に何を弾くかを考えることが楽しくなります。
おわりに
これで4部作のハーモニー系レッスンは一通り終わりました。
系統的にコードを覚えることは、コピーにも自体の練習にも役立つはずです。
自分のアイデアでハーモニーを設計することができるようになると、そのうちソロもイントロも自然と自分色になっていきます。
むずかしそうに聞こえても、こつこつ練習すればしっかり踏み落とせるはずですので、自分のペースでやってみてくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。